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フローリングとカーペットのメリット・デメリット!

2020年07月05日

最近は洋室を中心とした住宅を選択する人が増えており、注文住宅を設計する際にフローリングまたはカーペットのいずれかを選ぶ必要があります。それぞれメリットとデメリットがあるので、両者の特徴を正しく理解した上で選ぶようにしましょう。

フローリングのメリットは、日頃の掃除が楽で室内を清潔に保つことができることです。汚れが染み込むことがないので、液体をこぼしてもモップやぞうきんなどで表面を完全に拭き取ることができます。フローリングにはダニが発生しないので、アレルギー体質の方でも安心です。床が冷たいので、夏でも気持ち良く過ごすことができます。

しかしフローリングには、ゴミやホコリが目立つ・ホコリが舞い上がりやすい・傷がつきやすい・冬は足が冷えやすい、などのデメリットがあります。家具を引きずると、床面に傷がついてしまうので注意が必要です。フローリングは、足音や椅子などを動かすと音が響きやすいという弱点もあります。フローリングが破損して交換をする場合には、多額のコストがかかります。床に水分をこぼしてしまった際にすぐに拭き取れば問題ありませんが、長時間放置すると木材が水分を吸収して劣化してしまうので注意が必要です。

カーペットのメリットですが、音が響きにくい・暖かい・ホコリが舞いにくい・柔らかい・傷がつきにくい、ことなどが挙げられます。カーペットはホコリが舞いにくいので、寝室などに向いています。重い家具を置いても、傷を気にする必要がありません。ウールなどの天然素材のカーペットは吸湿性があるので、室内の湿度を調整することができるという利点もあります。タイルカーペットを選択すれば部分的な交換が可能なので、少ない費用で張り替えができます。

一方カーペットのデメリットは、ダニが発生しやすい・液体をこぼした時に掃除が面倒・家具を置くと跡が付きやすい・カーペットの厚みで段差が生じる、などが挙げられます。フローリングのように汚れを完全に拭き取ることができないので、掃除の手間がかかります。こまめに掃除をしないと、ダニが発生する恐れがあります。

フローリングとカーペットはそれぞれメリットとデメリットがあるので、部屋の用途に応じて使い分けるようにすると良いでしょう。新築時にフローリングにしておき、必要に応じて床の上にタイルカーペットを貼る方法もあります。その気になればホームセンターで購入して、自分で作業をする事も可能です。