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多くの人が後悔している生活動線を悪くするポイント!

2020年03月10日
部屋を紹介している男性

注文住宅は間取りや家のデザインを自由に設計することができるというメリットがありますが、見た目だけを考えて設計すると使いにくい家になってしまう場合があるので注意が必要です。間取りを考える際に、生活動線を考えておくようにしましょう。最終的に住宅の設計は資格を持つプロの建築士が行いますが、施主も最低限の知識を身に着けておくことが求められます。

使いやすい住宅を設計するためには、生活動線を悪くするポイントを理解しておくことです。生活に支障となる要素を避けることで、便利で使いやすい間取りの住宅を設計することができます。間取りで失敗しやすいポイントとして、移動距離・壁やドアなどの障害物・段差・水回りの音、などが挙げられます。住宅の間取りを設計する場合は、完成後の生活を想像しながら生活動線に支障をきたさないようにすることが大切です。

間取りで失敗するケースに多いのが、家の中で移動距離が長いことです。例えば、寝室とトイレの距離が長い・キッチンと洗濯機が離れているので同時に家事をしにくい・リビングを2階に設置したら食事の持ち運びが不便、などのケースがあります。トイレと寝室が離れていると、夜中に真っ暗な長い廊下を歩いて移動しなければならなくなってしまいます。

間仕切りや壁を増やし過ぎると、部屋を移動する際の障害物を増やしてしまう恐れがあります。間取りが複雑だと、両手に買い物・洗濯物・ゴミなどを持って部屋間を移動する際に扉に妨害されてしまいます。どうしてもドアの数が増えてしまう場合は、スーパーや工場などで採用されている押し引き式の扉を設置することができるでしょう。

部屋の出入り口に段差があると、移動の障害になってしまいます。家の中に段差があると部屋間で家具や掃除機を移動させる時に不便になってしまうので、床はフラットにすることがポイントです。

部屋や収納スペースを広くするために、廊下や階段を狭くする方法があります。廊下や階段が狭いと部屋を大きくすることができますが、通路で人の動きを妨害する恐れがあるので注意が必要です。廊下は、2人がすれ違えるくらいの幅を確保しておきましょう。

トイレをリビングの近くに設置すると、食事中や来客時に用を足したり水を流す際の音が気になることがあります。トイレ・キッチン・浴室・洗濯機などの水回りは1箇所にまとめるようにして、リビングに音が伝わりにくい場所を選ぶようにしましょう。