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庭を作るなら天然芝?人工芝?

2020年08月13日

一戸建て住宅の大きな魅力のひとつは、専用の庭を設けることができることです。庭があれば花を植えてガーデニングをしたり、家庭菜園で野菜や果物を栽培することができますし、家族でバーベキューなどを楽しむことも可能です。庭を設ける場合は、天然芝と人工芝のどちらかを選ぶことできます。それぞれ見た目や手入れの点でメリットとデメリットがあるので、特徴を理解した上で選択するようにしましょう。

天然芝の特徴ですが、初期費用が少なくて済む・四季ごとに景観が変わる様子を楽しむことができる・太さや長さにバラツキがあるので自然である、などのメリットがあります。天然芝はきちんと手入れをすると、何年でも持たせることができます。適切に手入れをすれば自然に増えるので、初期コストが少なくて済みます。

天然芝のデメリットは、雑草が生えるので除草作業が必要・肥料や水を与えなければならない・冬は枯れたようになる・日あたりが悪い場所では育たない、などがあります。場所や土の状態によって成長にバラツキが生じるので、定期的に伸び過ぎた部分を刈って長さを揃える作業が必要です。そのため庭の手入れに手間がかかりますが、ガーデニングを楽しみたい方にはこちらのほうがおすすめです。

人工芝は合成樹脂(ポリエチレンやウレタンなど)で作られたシートで、草に見立てたパイルと下地から成ります。パイルの部分の色や長さが異なるシートが販売されているので、好みや周囲の景色に合わせて自由に選ぶことができます。

人工芝のメリットですが、成長したり枯れたりすることがないので季節に関係なく同じ景観が保たれる・肥料や水やりが不要・除草や芝刈りが不要・場所に関係なく手軽に設置できる、などの点が挙げられます。7~10年程度で寿命を迎えるので取り換える必要がありますが、交換以外はメンテナンスに手間がかかりません。庭の手入れに手間をかけたくない方は、人工芝を選ぶことができます。

人工芝は枯れることがないので手入れの手間がかからないというメリットがありますが、デメリットも存在します。人工芝は物を置いたり人が歩くとパイルの草の部分が潰れるので、部分的に寿命が短くなってしまいます。天然芝は潰れても生えるので、人工芝のように取り換える必要はありません。また天然芝よりも値段が高いので、初期費用が高くなってしまうというデメリットもあります。

天然芝と人工芝はメリットとデメリットがあるので、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことが大切です。天然芝が育たない場所だけ人工芝のシートを使用するといった方法もあり、両方を組み合わせることもできます。